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【3回目】最短距離でPMへキャリアシフトする秘策(学習方法:論理思考力を身に付ける)

PMになりたい!すぐなりたい! このように思っている人も多いのではないでしょうか? チーム全体をまとめて一丸となって新しいものを作り上げていく、確かに魅力的な仕事です。 またPMになれば給料もアップしますよね。 しかし、PMになるには豊富な経験と地道な学習が必要であり、一朝一夕にはいきません。 今から、わたしがオススメするメソッドを使えば、PMへキャリアシフトできるようになります。 ・お金をかけずに ・誰にも気付かれずに ・最短距離で やっている業務の成果を上げながら、未来の自分(PM)に近づくことができるでしょう。

 

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こんにちは。プロコンサルの林 雄一郎です。 『最短距離でPMへキャリアシフトする秘策』の3回目となります。 今回は、『学習方法::論理思考力を身に付ける』について、話していきます。 この話は、わたしがPMにキャリアをシフトさせたときに使った学習方法です。 向き不向きがあるんで、あくまでも参考にしてくださいね。


 

今回の連載は、ITコンサルやIT営業マンになるための学習方法に応用できますので、ぜひ参考にしてください。

 

論理思考力を身に付ける学習方法

【学習のポイント】 A.PMとして必要最低限のロジカルシンキングツールを考える。 B.スキル情報を集めたら現場で使えるようにドキュメント化する。 C.積極的に業務でロジカルシンキングを使いまくりスキルアップする。 A. PMとして必要最低限のロジカルシンキングツールを考える ロジカルシンキングは、様々な方法があるため何をコアスキルとして身に付ければ良いのか悩みました。 そこで、わたしは『PMの仕事は問題解決である』と定義して、このようなことができるロジカルシンキングのツールを探しました。 ・問題解決をスピーディーに行えるように、 ・論拠のある解決策を考えることができて、 ・人が納得して行動できる そして、これらに、たどり着いたわけです。 (1)問題解決プロセス (2) MECE (3)ロジックツリー (4)ゼロベース思考と仮説思考 B.スキル情報を集めたら現場で使えるようにドキュメント化する (1)問題解決プロセス 問題解決プロセスとは、プロジェクトで問題が起こったときに、どのような手順を踏んで解決させるかという一連の行動となります。 当時、わたしは問題が発生したときに、人によって解決までアプローチが違うことを知っていました。 問題解決に秀でたPMは、『最短距離で』、『論理的に』、ゴールまでたどり着く方法を持っているものです。 優秀なプロジェクトマネージャの『問題解決のアプローチ』を徹底的に分析・検証した結果、7つのプロセスを踏んでいることに気づいたんですね。

この7つのプロセスを踏むことで、『問題が起こったときに、何から手をつければ良いのか』、『問題解決をやっている中で、パニックになった場合に一体自分はどのプロセスにいるのか』、これらをスッキリとさせてくれるツールなんですね。 これもまた、各プロセス単位に実施要領を整理してドキュメント化にもしました。 当時、わたしはプロマネじゃなかったので、プロジェクトで問題が起こっても何もできません。 そこで、自分なりに、解決策を考えるクセを付けようと思って、問題解決プロセスに問題を乗せて解決策を考えるようにしていました。 そして、上司(PM)の問題解決の手順と比べて、解決策の正誤と解決までのスピード感を学んでいったのです。 この『問題解決プロセス』は現在でもわたしの強い武器となっています。 (2)MECE 問題解決プロセスの各プロセスで現れる事象(問題や課題等)は、正確に捉える必要があるんですね。正確でなければ、間違った解決策になっちゃうので。

そのためには、可能な限り事象を最小単位まで分解することで『真実』が見えてくるものです。

真実が、分からなければ正しい対処方法を考えることができません。 また、最小化することで事象がシンプルになるんですね。そうすると、第三者も分かりやすいので、賛同してもらえます。そのことからMECEを取り入れることにしました。 MECEは、有名なツールなので、ご存知の方も多いと思いますが、改めてMECEについて解説をしていきます。 MECEとは、情報全体を網羅していて『漏れ無く』『重複せず』『ズレがない』ように分類するテクニックです。

残念ながら・・・ MECEを覚えるための専門書やセミナーを探しましたが、『ロジカルシンキング・・・』という中の一部として取り扱われていたことから、わたしはMECEと項目が記載されている書籍を数百冊ほど購入して共通事項を探すことから始めました。 そして、MECEにするためのコツを見つけ出し、誰でも簡単にMECEが使えるようにドキュメント化しました。 また、MECEをマスターするために業務に限らず、日常の行動でもMECEのテクニックあを上げるために訓練していきました。 例えば、電車に乗ったときに『つり革広告』を見ながら、それをMECEしてみたりとか。 実は、MECEって、数をおこなして分かったのですが、いくつかのパターンに落とし込むことが出来るんですね。 これが、分かってからMECEをするスピードが速くなりました! (3)ロジックツリー ロジックツリーは、MECEした事象をビジュアル化するのに適したツールです。 また、第三者が視覚で感じつことができるので理解を得やすいことから使うようにしました。 あと、ロジックツリーは、MECEで最小単位に分解していく経緯が一目瞭然なので、大変便利なツールでもあるんですね。

ロジックツリーって、問題の原因を深く追求したり、MECEした際のミスが分かるんですね。 そのため、わたしは何かしら事象が起こったら、とにかくMECEして可能な限り最小単位に分解した後に、ロジックツリーで、MECEの正誤を確認するのに使うようにしてます。

(4)ゼロベース思考と仮説思考 問題解決プロセスの中で、『解決策を考える・原因を考える』は、思考をフル回転しなければなりません。 なので、脳が疲れる作業なんですね。 ロジカルシンキングの中では、大きく4つの思考があると言われています。 ・経験値型思考 ・状況説明型思考 ・ゼロベース思考 ・仮説思考 その中でも、プロジェクトマネージャとして、使うべき思考は『ゼロベース思考』と『仮説思考』が多いものです。

■ゼロベース思考 過去の経験や習慣、世間の常識にとらわれずに全くのゼロから事象を分析して『解』を出す思考 ■仮説思考 常にそのときの結論を持ってアクションをしていく思考 また、『ゼロベース思考』と『仮説思考』はアプローチの方法が違うんですね。 その違いを見つけたので、こちらで紹介します。 わたし自身で使いこなせるように、問題の成果うによって使い分けられるようにドキュメント化しました。

当時、わたしは経験が浅いにも関わらず『経験値型思考』を使っていた記憶があります。 そのため、『ど素人が何言ったんだ!』と叱責された経験も、たくさんあるんですね。 要は、説得力に欠けていたことが原因なんです。 『ゼロベース思考』や『仮説思考』を使って、解決策を探るときのコツは、はじめはアイデアベースでも構わないので『解』を出しまくってください。 そして、MECEを行なって、ロジックツリーで最小単位に分解した真実と突き合わせる、ってことをやっていけば、正確で論拠ある『解』に近づけるようになりますよ。 当時のわたしは、このことを繰り返し行うことで思考の改善に心がけました。 C.積極的に業務でロジカルシンキングを使いまくりスキルアップする 『問題解決プロセス』、『MECE』、『ロジックツリー』、『ゼロベース思考と仮説思考』を自分なりに使いやすくアレンジして、独自訓練をしてきました。 最終的に難関が待ってました。 それは、プロジェクトの中で実戦を通じて、ロジカルシンキングのスキルをアップしていく方法です。 わたしは、『努力してます!努力の塊です!』ということ上司に言ったことがありません。 そのため、他のメンバーよりもアピールが下手なことからチャンスを逃していたことも否めません。 そこで、今後なっては、なんて!生意気!ってことでしたが、上司に向かって、

『プロジェクト品質チームに入れてください』『ロジカルシンキングを使って問題解決ができます』

『実践経験はありませんがこれが証拠です』と試行錯誤して作り上げた『ドキュメント』を見せてアピールしました。

最初は経験が浅いということで難色を示されましたが、わたしの意気込みに負けて、渋々プロジェクト品質チームにアサインしてくれました。 それからは、作り上げたドキュメンを使って、プロジェクトで起こった問題を解決する日々を送りました。 毎日、上司・先輩から叱咤激励を受けながらも奮闘しました。 もし、あのときアピールしていなければ今のわたしは無かったと思います。

チャンスを待つよりは、自分から積極的にアピールする、しかし相手は経験がないので不安がある、そのときに日々やってきた成果物を披露することで、相手の不安も多少和らぎチャンスをもらえることを学びました。

あなたも、ぜひやってみたらいかがでしょうか。

 

今回は、論理思考力を身に付ける学習方法について、私の経験をお伝えしました。 (1)問題解決プロセス (2) MECE (3)ロジックツリー (4)ゼロベース思考と仮説思考 これらは、今でも、わたしの武器となっています。 ありとあらゆるところで、力を破棄してくれてますよ。 さて、次回が最終回となり、『学習方法:経験力を身に付ける』です。 経験力って学習できるの?!と思うことでしょう。 実は、出来るんです! ちょっとした意識の変化で、出来ちゃうんです! ぜひ読んでくださいね。

 

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最後まで読んでくれて有難う御座いました。 writing by yuichiro hayashi


 
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